技術と強み

安全性の徹底

〜 創りだす安全 〜
すべては安全で安心して楽しめる花火演出のために

安全性の徹底

花火事故の多くは「黒玉」と「過早発」と呼ばれるものです。
黒玉」とは花火を開かせるための割薬に火が入らずにそのまま落ちてきてしまうもので、打上げの際の炎にあぶられて黒く煤けた状態で落ちてくるためこう呼ばれています。
過早発」とは打上げの瞬間から然るべき開花高度に達する前、特に筒口からすぐの低い場所で花火が開いてしまうことです。これらの事故は現場作業員にとってもまた観覧のお客さまにとっても大変危険な事故であります。

私達はこれらの事故の原因について徹底的に考察を行なっております。
花火と言う生産品に対するエラーは絶対に許されないため、工夫改善を生産時の手順と構造そのものに特に着目し、二重、三重の安全対策を合言葉に製造・施工いたしております。

一例ですが、右上の写真を御覧頂くと、玉の上下に一本づつ、合計二本の導火線がついているのがお分かり頂けると思います。福山花火工場では、大玉(八号玉・尺玉)全てにこの様な加工を施し、より安全な花火をご提供しております。