技術と強み

安全性の徹底

過早発対策


過早発対策

花火玉の構造上、外殻がひと続きの成型物として製造していくことが困難です。構造物同士の繋ぎ目は時として隙間を生み、そこから計算外の火が玉の中に入り込みます。花火玉は打上げのための推進火薬によって打ち上げられ、筒を飛び出すまでの間にも花火玉は回転を始めています。つまり突起物としての親導は筒の内壁でぶつかり折れてしまったり、構造上の継ぎ目から破断してしまう可能性を持ち合わせています。


過早発対策

さらに、下の写真にある赤い突起は朴(ボク)と呼ばれる上昇中の花火の軌跡に飾りを施すパーツです。これを全ての花火玉に施工。
筒の中での花火玉の回転を抑制することに大きく貢献しています。玉の中心に火を送り届けることが命である親導を守るための工夫が福山花火工場の花火玉の最大の特徴。何よりも安全な製品をお届けしたい・・。もちろん、この飾りは花火玉の打ち上がりから開発までの闇に綺麗な光や音を魅せてくれます。

一発で二度おいしい花火」は安全とエンターテイメントとの両立からも実現されています。
壊れない丈夫な素材の使用は当然ですが、一定以上の力で損壊してしまうこれらの素材に対し外力にも早くから柔軟な素材(ボンド等によるコーキング施工)を組合せることで想定される外力にも柔軟な対応を可能にしました。